26 12月

出会いに感謝

先日、車を走らせながら、この世界で何年も取り組んできたわけではいが、何年取り組んできたのかと、何故か何度もそう思い、自然にしあわせを感じている私がいた。
私は山林と山林にはさまれた道を車に乗せてもらい自然の風景の中をはしりぬけていた。突然、携帯電話の音がなる。声の主は、大阪府堺市内での私たちの取り組みの仲間の一人だ。
何かを伝えようと焦っている様子だった。ハァ~ハァ~と言いながら一生懸命、言葉にならないほど一生懸命に何かを伝えようとしている。
よく聴こえないので、車を道路脇に一時的にとめて、よく聴くと、「今まで、自分と出会ってくれた人へ、今まで自分を導いてくれた人へ、今の自分の感謝の心を伝えたい」と言いたかったのだ。
焦っているような声ではあったが、そうではなく、日頃の疲れがたまっている状況の中で、ようやく感謝の手紙が準備できたことをよろこんでの伝言であったことがわかった。
最初に、『しあわせを感じている私』と記したその理由がわかった。日頃の生活で辛い想いや疲れを覚えながらも、彼のように、出会ったことから何かを学び、人に感謝の心を伝えたいと言えるくらい人間的に成長してきた人がいることを実感することができるからであろう。日々、暗中模索する中で積み重ねている私にも彼の伝えてきた内容はメッセージとなり、神に感謝する気持ちで一杯となった。そのような方がふえていることが、私にプラスの生きるエネルギーと意味ある人生を与えてくれる。
枠(ある種類の偏見)にはめられ、観られてきた人達が自分と向き合い人間として成長していく。これからも理念を大切に実践(日々の取り組み)の中で彼のような方がうまれてくるような創造力ゆたかな取り組みをしたいと更なる意欲が湧いてきた。同時に、彼のように変えられていく人達とのすばらしい出会いがこれからもあたえられていく人生を大切に大切にして生きていきたいと祈りをこめて車は目的地に向かう。